花火の種類 花火大会をより面白く見るために
夜空を彩る鮮やかな打ち上げ花火。その種類を簡単にご紹介します
割り物
一般的な打ち上げ花火です。大きくふたつに分けられます。開花時に尾をひいて広がる「菊」、尾を引かず、点で大輪を描く『牡丹」、このふたつです。二重に輪を描くものは「芯物」と呼ばれます。
その構造は、球形の玉の内側にびっしりと星を並べます。そして真ん中に割火薬を収めて、玉の外側を何重にも丈夫な紙を固めて作ります。
ポカ物
打ち上げると、玉がポカっとふたつに割れて、中身がこぼれ落ちるように見える花火のことです。割薬が少なく、花火の広がりも狭くなります。ですが、中身によって、いろいろな機能の花火を作ることが出来ます。
型物
ある特定のものの形、ハート型などを表現したものです。いろいろな形のものがあり、最近ではミッキーマウスの形のものもあります。
仕掛け花火
木枠などで、字や風景などの形を組み立てて、それにいろいろな発色剤などを、紙管に詰めて配置したものです。ナイアガラの滝などはこの仕掛け花火です。スターマインもこの仕掛け花火の一種です。
知識があると、より花火を楽しめます
ちなみにスターマインとは、速射連発花火のことです。いくつもの花火を組み合わせて、高速で次々と連続して打ち上げるもののことを言います。
この分類はあくでも一例です。本当はもっと細かく分類されています。
ただ良く聞くスターマインってなに? と聞かれたら、仕掛け花火の一種だよ、と答えるだけで、ちょっとした花火通ぶることも出来ます。
少しだけでも、知識があると、現地での解説を、より楽しく聞けることでしょう。